オープンソースのライセンス

これまで、オープンソースはいろいろ使ってきたのですが、使うだけだったのでそれほどライセンスを気にしていませんでした。提供する側になると、難しい問題があるのだなぁ、、、と、つくづく。

今、java.netに置いてあるJSR 223 JRuby engineをJRubyにマージしてJRubyと一緒にリリースしてはどうか、という話がでています。これはユーザにとってはうれしい話のはず。JRuby engineを使うにはかならずJRubyは必要だし、java.netにあると、ユーザにとってはどうやらわかりにくいらしい。scripting.dev.java.netのMLで質問する人はまずいないし、バグレポートを、、、と言っても、JRubyの方にレポートする人もいる。

で、マージするにはライセンスをなんとかしないといけないわけです。MLで聞いてみたところ、JRuby engineのコードをjava.net以外のどこかに移動するのはそれほど問題ではないらしい。実際に、Groovy teamはごく最近、java.netにあったGroovy engineをGroovyのtrunk以下に持ってきていました。Groovy 1.6からはJSR 223 engine込みでリリースするらしいです。で、いろいろ聞いているうちに、問題が大きいのはどうやらマージ先のライセンスらしいということが、わかってきました。Groovyの場合、マージ先のライセンスはApacheだったので話は簡単だったらしいのですが、JRubyの場合、CPL, GPL, LGPLのトリプルライセンスなので話は簡単に進まないとのこと。現在、JRuby engineはSunの名前が入っているBSDライセンス。Sunの名前入りライセンスをそのままCPL,GPL,LGPLにマージできない?んですよね???こういう場合って、どうするのかしら?