JavaServer Facesのコンポーネントツリーの意味

『ひがやすおの日記』によると S2JSF の構想があるようですね (^^
@ITの私の記事は pure XMLアプローチなので、ドキュメント全体を JSFコンポーネントツリーにマップしましたが、実はこれ、JSF的にはかなり無駄です。というのは、JSFコンポーネントツリーはパラメータ読み込み、バリデーション、ロジック起動、ナビゲーションといったリクエスト処理ライフサイクルを動かすために作るものだからです。言いかえると、イベントを発火してほしい/イベントを受け取ってほしい部分をコンポーネントツリーにするのがJSFです。ライフサイクルに関係無いところもツリーに組み込めますが、ツリーが無駄に大きくなるだけで、JSF的なメリットはほとんどありません。JSF仕様もドキュメント全部をマップするような使い方はあまり想定していないと思われます。必要なところだけJSFタグで囲む、JSPのサンプルで行っている使い方がやはりリーズナブルなところでしょう。感覚的にはStrutsでプレゼンテーションツールにVelocityを使うときのVelタグのようなものが適当なのではないかと思っています。
ひがさんが書いていた例ではformタグで囲まれた部分だけJSFコンポーネントツリーにマップされれば十分なので、ダイコンではぁ…(すみません、よくわかりません (^^;;)、html からマップする必要は無いはずです。ちなみに、actionListener(ロジックのため)やvalidatorなどのクラスを指定するタグか属性が必要になるのではないかと思います。