SOAの定義はひとつではない

でぶさみではSOAの話をずーっと聞いていました。いろいろ聞いているとスピーカーによって『SOAとは○△×□☆である』の定義がまちまちなのが気になりました。わたしの理解が間違っていなければ、丸山さんはコンピュータ(プログラム)を使うに留まらず、リアルワールドの人間がどのように行動するかも含めた業務を提供するのがSOAであると言っていました。SOAWebサービスだけではないと。一方、岩出さんによると、これまでAPIを叩いてあちこちのロジックを繋げていたものを、ロジックをWebサービス化して連係するようにしたので、「たぶんSOAをやったことがある」と言っていました。BEAが言っているSOAもこちらに近かったはずです。

実際に動く業務となれば、リアルワールドのヒューマンリソースをどう使うかを考えないといけないのはわかるのですが、そうなるとプログラムできる範囲を大きく越えてしまうので、一介のプログラマに手だしできる分野ではなくなってしまいます。ここはやはり、プログラミングできる世界に限って「SOAとは」を考えたいところだなぁと思いました。

SOAではなくWebサービスですが、"WSDLなんてうんこ、そんなものが無くなってこうすればWebサービスを使えるんだよ"という、いかにもハッカー的な方もおりました。WSDLの是非を言える程の知識は無いのでこれについては何とも言えませんが、Webサービスがこんなに便利で楽しいことができるのを実証するためにはシンプルでいいかも、と思いました。