Apache Beehiveの連載を終えて

先日、Apache Beehiveの連載第3回目が@ITのXMLSOAフォーラムで公開され、このシリーズは終りました。連載中に私の引越しがありなかなか書けなかったので、たったの3回なのに1月に始まった連載が終ったのは6月末になってしまいました。ほぼ半年です。この業界、進み方が速いのはわかっていましたが、半年は大きいとつくづく思います。
連載を始めたころ、SOAバズワードと言ってもいいほどのもので特別な製品を買わないと使えない技術でしたから、その当時はとても普及するとは思えませんでした。ですが、半年たった今、JavaOneの話題の一つになっているようにSOAの仕様がJCPで決まり、SOAの要となるESBの実行環境はオープソースでリリースされることになりました。ひょっとするとSOAバズワードではなく使える代物になるかもしれないという事件:-)です。仕様があってオープンソースの実装があるにもかかわらず普及したと言えないEJBがあるので、これだけでは必ずしもSOAが普及/定着すると予想できませんが、すくなくてもスタート地点までやってきたと言えるでしょう。あとはユーザが使ってみたい、便利だと思えるようなサービスやアプリケーションが登場するかどうかで一気に加速するか停滞するかが決まるのでしょう。もしかすると、EJBの失敗を繰り返さないために次の一手がすでに用意されている?のかも。