米人が好きそうなお金の話題

MicrosoftYahoo!を乗っ取ろうとしているこの話題はビッグニュースで、あちこちらで大量の記事がリリースされています。話題の中心はもっぱらお金。CNNではまともにCNNMoney.comへの掲載(http://money.cnn.com/2008/02/01/technology/microsoft_yahoo/index.htm)です。Technologyのニュースとして扱っているNew York Times誌の記事("Microsoft Bids $44.6 Billion for Yahoo." February 1, 2008)も、記事の中身はお金の話しばかり。好きですねぇ、米人はこの手の話題が。日本と違って米国でGoogle知名度がかなり高いのも、巨額の資金が動いて人々の関心を集めるからではないかと思ったりします。当のYahoo! Newsもほとんどお金の話しですが、若干技術的な話しがありました(http://news.yahoo.com/i/2087)。
TheServerSide.comは技術者という立場からニュースをとらえている数少ないサイトかもしれません(New York Times: Microsoft offers to buy Yahoo! for $44b)。The Yahoo! User Interface Library (YUI)はどうなるのか、という話題提起があります。あまり多くはありませんが、コメント欄にはライセンスを心配する声やYUIの行く末を疑問視する声などが書き込まれています。私自身はGoogleのツールは気になるけれど、Yahoo!Web 2.0関連は知らないし(という人が多いのではないかと思うのですが)、あまり気にならないかも。
それにしても、ちょっと前にYahoo!の業績悪化にともない、"Hundreds of Layoffs Expected at Yahoo"(New York Times. January 22, 2008)というニュースが流れたと思ったら、Microsoftの登場です。チャンスを伺っていたのでしょうか。今回のニュースには takeover(勝手に話がすすんでいる)とかunsolicited offer(頼んでもいない提案)とかいう単語が使われていて、Microsoft側の一方的な動きという感じです。最初はYahoo!側から話をしてきたと言っているようではありますが。そして、Microsoft関連ではよく聞く、antitrustのニュース"Yahoo's options: go it alone or join forces - SFGate"もありました。今後、どのように展開するのでしょうか???