最近読んだ記事 "JRuby on Rails: The power of Java, the simplicity of Ruby on Rails"

JavaWorldにRubyインタープリタJavaで作って、Ruby on Railsの世界とJavaの世界を繋げるための開発が進んでいるという記事"JRuby on Rails: The power of Java, the simplicity of Ruby on Rails"(http://www.javaworld.com/javaworld/jw-02-2007/jw-02-jruby.html)が掲載されていました。現在、JavaRubyインタープリタJRubyはバージョン0.9.2がリリースされていますが、この2月にメジャーバージョンがアップされた版がリリースされる予定だそうです。
この記事ではいかにRuby on Railsが素晴らしいかの称賛からはじまっていますが、Javaの勇であるSpringやHibernateと比較しても優位にあると著者は言っています。次に、なぜJavaRubyインタープリタが必要なのかの話になっていますが、すでに評価の高いJavaの数々のAPI(セキュリティ、JMS、JDBCなど)をRuby,Railsから使えるようになったらそのメリットはとても大きい、J2EEから移行する場合の敷居も低くなると言っています。さらにサンプルコードを使って実際に動かしてみる方法が説明されています。ただし、JRuby 0.9.2はバグが多いらしく、オリジナルのMatz's Ruby Interpreter(MRI)を使って動作を確認しつつ試しなさいとの注意あり(サンプルでJavaSpacesを使っているみたいだ、意外、こんなところに)。最後に、いますぐ(J)Ruby on Railsの世界に足を踏み入れなくてもいいけれど、今後、確実に主流になっていくから勉強しておくといいというアドバイスがありました。
著者はJRuby on Railsにかなり入れ込んでいるみたいで、とても、とても、おススメしています。
developerWorksの記事、2007年の展望にJava 7にRubyが入るのではないかという予測がありましたが、この記事も同様の予測を*ひかえめに*していました。SunがJRubyの開発者を2人、新たに雇ったそうですし。Java 7のリリースはまだ先の話ですが、そうなるのかな?