Java SE 6 Developer Preview 9 for OS X

Intel版Leopard用のJDK 1.6の新しいバージョンがリリースされています。http://lists.apple.com/archives/java-dev//2008/Feb/msg00133.html。Release NotesによるとJDK 1.6.0_04相当のようです。
さっそくダウンロードして試してみました。バージョンを調べると、

java version "1.6.0_04-dp"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_04-dp-b06-110)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 1.6.0_04-b12-45-optimized, mixed mode)

と、表示されました。インストールすると前の1.6.0が上書きされるので古い1.6.0は残っていないようです。(1.5系には影響はなくそのまま残っています)

マイナーバージョンがあがっただけなのでNetBeansへの影響は特にないのですが、とりあえず新バージョンで日本語版NetBeans 6.0.1を動かしてみました。スナップショットはこんな感じ。
http://www.servletgarden.com/images/netbeans-on-leopard.png

Release Notesによると、このバージョンからJSR223 Scripting for the Java Platformがサポートされて、AppleScript engineが使えるようになったらしいので、これも試してみました。AppleScriptは書いたことが無いので、サンプルを動かしてみただけなのですが。

import javax.script.ScriptEngine;
import javax.script.ScriptEngineManager;
import javax.script.ScriptException;

public class SayHello {
    public static void main(String[] args) throws ScriptException {
        String script = "say \"Hello from Java\"";
        String script2 = "property target_URL : \"http://store.apple.com/\"\n" +
                "open location target_URL";
        ScriptEngineManager mgr = new ScriptEngineManager();
        ScriptEngine engine = mgr.getEngineByName("AppleScript");
        engine.eval(script);
        engine.eval(script2);
    }
}

エラーにはならないのですが、一つ目のsayはどこに表示されるのかわかりませんでした。少なくてもNetBeansのOutputウィンドウには何も表示されません。二つ目のスクリプトは無事動きました。Safariが開いてApple StoreのWebサイトが表示されました。どうやらAppleScript経由でiTunesなどのアプリケーションを操作できるようですが、それをJavaから使えるので面白そうな感じです。役に立つのかどうかは別として。
MacでJavaを使うと、また違った世界が広がっていて楽しいプログラミングができそう。