Open Source Center@CIA

オープンソースというと、ソフトウェアの世界の用語のような感じがするのですが、open sourceというのはソフトウェばかりではなく、インターネットで公開されているような情報とも結びつけて、open source informationという使い方もするようです。USA TODAYの記事"Today's spies find secrets in plain sight - USATODAY.com"では、インターネットで公開されている普通の情報の重要性が増してきたという話が紹介されています。CIAはOpen Source Centerを作って、世界各国で発信されている情報収集を行っているとのこと。アメリカが非難しているイランの核兵器関連の情報も、誰もが参照できるopen source informationだったようです。FBIもまた、open source informationを収集しているとのこと。そればかりではなく、open source informationのアナリストを多数、養成しているんだそうです。
いまやブログまで含めると、膨大な量の、しかも玉石混淆のopen source informationですから、欲しい情報を探し出すのは楽ではないでしょうけれど、インターネットさえあれば誰でもCIAが利用するのと同じ情報を入手可能なわけです。時代は変わりましたね。そのうち、CIAやFBIが検索エンジンを作り始めるかも。