2007年、Javaはどうなる?
developerWorksにJavaの2007年の展望(http://www.ibm.com/developerworks/java/library/j-java2007.html)が掲載されていました。目玉はやはりJDKがオープンソースになることのようです。おそらく2007年前半にはGPLでオープンソースJDKがリリースされるとのこと。もうすぐですね。
Java 7, Dolphinも注目だそうですが、こちらは2007年のリリースはなく、とりあえず仕様を固めることになるのではという予想が書かれています。Listがこんな風に
List content = new LinkedList(10); content[0] = "Fred"; content[1] = "Barney"; String name = content[0];
書けるとか、プロパティは
Point p = new Point(); p->X = 56; p->Y = 87; int z = p->X;
のように参照するとか(個人的に "->" の記号は好きじゃないなぁ…)、クラスローダとそれに関連するクラスパスにまつわる苦労を解決するために versioningをサポートするsuperJar, JAMを導入するとか、いろいろプランがあるようです。まだ、Java 6すら使っていないのに、世の中進みかたが速いなぁ…。
GUI関係やデスクトップも注目らしい。特にLinuxはJavaがオープンソース化されるのに伴って、GnomeやKDEと並ぶJavaベースのデスクトップが現れるのではないかとちらりと書かれている点は、個人的に大いに期待です。
Javaではありませんが著者はRubyにかなり関心をもっています。JDK 6にJavaScriptが追加されたのだからJava 7はRubyの可能性があるんじゃないか、と。かなり控えめ予想ですが。JEEがあまりにも重厚なので嫌になったプログラマはRuby on Railsに向かっているとも言っています。
最後はJavaMEについてでしたが、こちらは順調ながら携帯でYouTubeとかAppleのiPhoneとか、停滞してしまう要素があるのだそうです。
というように2007年もいろいろあるみたいです。Java離れっていうのは進んでいないのだろうか?が疑問ではありますが。